柿谷曜一朗にはがっかりした。

柿谷のこの記事を今更読んだ。

 

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そして心底がっかりした。

 

Jリーグでも日本代表でも良いプレーをして、結果も出して、スイスに移籍。結果的に今回日本に戻って来ることになったけど色々考えた末の決断なのだろうからセレッソで、Jリーグで、また頑張ってと思ってた。

 

けど、さっきの記事を(今更)読んでびっくりした。

 

向こうで何をしていても、『セレッソやったら』とか『セレッソの選手とやっていたら』とかいつも頭にあって、試合に勝った負けただけじゃなくて、セレッソの誰かがケガをしたとか、そういうことも気になっていました。

 

はぁ?と思った。

 

私もしばらく海外にいたとき、同じように思った経験がある。

「もしあのまま日本にいたら、きっと今楽しくできたんだろうな」「家族はどうしてるんだろう、やっぱり日本を出るべきじゃなかったのか」など。

だけど私はそれなりの覚悟を持って日本を出たし、目的を絶対成し遂げようと思って退路は断って出発した。海外での生活の中で何回も泣いたし、もう帰ろうかやめちゃおうかと思ったこともあったけど、自分で決めたことだということと、ちゃんと達成して笑顔(もしくはドヤ)で家族/友達に会いたいと思って、結局やり遂げた。そしてそれは今の自分の自信にもなってる。

 

辛かったり、楽しかったり…まあ苦しいことや辛いことのほうが多かった気がします。ただ、言葉の問題はあったけど、サッカーをする上で言葉は関係ないし、チームメイトには十分信頼してもらっていました。パスが出てこないとか、そういうのは全然なかったけど、自分の欲しいタイミングでもらえなかったり、向こうの選手はどうしてもエゴがすごいから、なんでそんなこと無理やりやるんやろ、というようなことする。でも、それがゴールに繋がって評価されたりするんです。自分が認められて、次のステップ、次のクラブに行くんやっていう考えを持っている選手が多いし、もちろんステップアップすることはいいけれど、チームとして戦うという部分で、ちょっと違う気がしました。

  

この辺の部分からは、じゃあ何であなたは海外、しかもスイスのバーゼルというチームに行ったの?と思った。

スイスでは強豪だけど、実際ステップアップを目指す若者たちが多いクラブじゃないの?スイスはドイツ語圏でもあるし、ブンデス、そしてゆくゆくはどこかのビッグチームに行きたいのかと思ってた。

あと欲しいタイミングでパスが来ないのなら、パスの出し手にどのタイミングでパスがほしいかしっかり伝えるべきだし、チームプレーがしたいならそれもチームメイトに伝えるべきでは?あなた一人でチームプレーをしたいと思ってても一生できないよ。てゆーかそもそもチーム選びを間違ってるんじゃない?

 

海外移籍決定後の会見を改めて見ると、

 

Q.海外移籍でご自身はどういう選手になっていきたいと考えていますか?
A.プレーもそうですが、この半年間、チームとしても個人としてもいい結果が残せませんでした。去年はコンスタントに結果が出てて、自分の弱いところもありましたが、結果が出ている中で見落としてしまっていたのかなと思います。
そういうところがまだまだ弱いというか、セレッソの中心で絶対的な存在というのは、自分にはまだまだ早いのかなとも思いました。森島さんや西澤さんだったり、セレッソを支えてきてくれた人達のいいところっていうのを全部自分のものにできたら、もっともっと大きくなれると思いました。この半年間、すごく楽しかったですけど、色んな注目の中で自分に勝てなかったというのが正直一番悔しくて、だからこそ、自分が尊敬している人達のいいところを全部取り入れて、取り入れることができたら、またこのチームで本当の8番をつけられる選手になれるんじゃないかと思います。
だからそういう意味でこの海外挑戦というのは自分にとってかなり大きな出来事だと思いますし、自分は成功するとしか思っていないですし、それはサッカーだけではなく、全てにおいて成功するってイメージだけを今は持っています。 

柿谷曜一朗選手の移籍会見について | Cerezo OSAKA

 

結局彼はセレッソに強い愛着を持っていて、最終的には良いときも悪いときもセレッソの中心となれるような選手を目指して海外でも頑張っていたのだろうけど、息巻いて移籍したスイスで目立った結果も出せず、途中で諦めた(ように見える)人がこれから大変なシーズンを送るセレッソの中心になんてなれるのかな。玉田の方がよっぽど適任なんじゃないの。

 

なんかすっっごい甘ったれてるように見えて、とってもイライラした。セレサポでも柿谷のサポでもないのにこのイライラ感。

もちろん、シーズン後思いっきり手のひら返す可能性もあるけど(笑)少なくとも今の時点ではとにかく失望した。

 

それでも移籍前のシーズンの活躍は事実だし、代表戦で岡崎にゴール前ですごく優しくボールを落としてそれが得点に結びついたのも事実。だからむしろ手のひら返しをしたいので是非今シーズン頑張ってほしい。